英語 リスニング

まぁ、そんな時もあるさ

「僕だって英検の1級で、ようやく、ホントようやく1次試験に合格。あと一息だなんて喜んでいたら、2次試験のリスニングに3回落ちて、振り出しに戻ってまた、1次試験から再スタートなんてこともあったぞ、愛ちゃん」

「リスニングには、いろんな場面で苦労した経験があるから、重要性の説明や失敗談ならいくらでも話して上げれるけどな〜」

「じゃ〜間違ったことを教えないように、例の本も参考にしていこうかな」

「僕が、おすすめっていった天下のグーグルの元副社長で、グーグルの日本法人の元社長って人の本だよ」

「もう、聞き流しちゃってるな〜。村上憲郎氏の『村上式シンプル英語勉強法』だよ」

「この本の中で重要な事の3番目に言ってるのが、英語を聴く。トータル1000時間、1日1時間で3年間、これが、英語のリスニングに何時間と問われた時の時間数だ」

「言ってる通りにできりゃ、苦労しないよ！なんてのが本のレビューにあったと思うけど、大人になってからの外国語の習得はそれなりには大変だな」

「お〜、少しは僕の話も聞いてくれてるな」

そうだね、どういう風にアプローチするかというところが大切だと思う。聞き取りという行為は、量と精度と２つの要素があるよな

大量に深掘りして聞き取るのが理想ではあるとは思うけど、難しい。へたをすると挫折するぞ

だから、量と深掘りを分けて対処する。英語を読む場合も、精読と乱読とか言ってるだろ。人によっては乱読を略読とか言ってる

リスニングで言えば、聞き流しと精読リスニング・聞き取りだ。現時点では、これが一番ではないかなと僕は思う。人によっては、聞き流しをヒアリング、精読リスニングをリスニングとか聞き取りとか言ったりしてる

聞き流しは、何について話してるかを分かれば良しとしながら、片手間でもいいのでドンドン大量に聞くんだ

精読に相当するようなリスニングとしては、理解度を試す質問に答えたり、聞いた英語を書き取るディクテーションとか、聞いた英語をそのまま復唱するリピーティングとか、聴いてる英語に少し遅れて口真似するシャドーイングとか、色々と工夫をして学習すると良いと思うな

最も簡単なのは、聞き取りした英語をすぐに文字で確認する方法かな

もちろん、精読的リスニングで1000時間を確保ってのが一番良いのは間違いないんだけど、人それぞれ置かれている状況も違うし、気合の入れ方も違うだろうから、挫折との闘いも皆、人それぞれだろうからな

ネットに英語のリスニングの勉強法なんて記事をアップしている人は、英語教育関連の人で受験とか、高校生や中学生の入試対策とか、英語検定とかTOEICなどのテストだけを意識してる。

だけど、大人になって社会人として実践的に英語を使いこなそうとすると、そういう方法だけでは時間がパンクするんじゃないかな

人それぞれのレベルに合わせるのが大前提になるし、好みの問題もあるから、皆に一様にコレとかアレとかという風には言いにくいけどな

それは、この前も言ったポッドキャストのNHKの英語ニュースなら無料だし僕は好きだけど、難しいと思う人はムリをする必要はないと思う。日本語が間に入って、ストーリーが好みの英会話の聞き流し教材が、おすすめとなるぞ

でも、この前言ったようなアプリでディクテーションの仕組みがキッチリできてて、レベルも7段階に分かれているような教材は、多くの人にお勧めできるとは思うな

実践的には、あまり分からない単語など一字一句にのめり込まずに、ヒアリングしている英語の流れや英会話の背景にも意識しながら俯瞰的に聞くのが良いようには思うな

ただ、英語のリスニングに上達するための勉強法で、ディクテーションなんかは、全体の意味よりは、一字一句に集中して、聴くべきという話になるけど、

まとめろってか、まず、1000時間程度は聞く必要がある。大変だけど仕方ない

精読的なリスニングだけでこなすのが難しい人は、自分のレベルと好みにあった聞き流し的な教材も選んで、時間を稼ぐ。聞き流しはある程度、俯瞰的に聞いて理解すれば良し

ディクテーションなんかの精読的なリスニングをやる時は、反対に一字一句にこだわるようなリスニングをやる。　両者の比率は人のやる気次第だ。それが、僕の考える英語のリスニングに上達する勉強法ということだな